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続々と新戦力も加わり、2021シーズンキャンプインまで約1カ月となりました。
リーグ戦が始まれば、「プロ野球選手」として野球一色の生活を送る選手たち。そんなBCリーガーがオフシーズンはどのように過ごしているかご存じですか?
今回は、茨城アストロプラネッツの同級生&同期入団コンビ大場駿太投手と井上真幸投手にアルバイトやオフシーズンの生活について聞きました。
■どんなアルバイトをしているのですか?
大場 : 僕たちは、茨城アストロプラネッツのグループ会社の「茨城プラネッツ福祉センター」で支援員としてアルバイトをさせていただいています。
障がいを持った方(社員さんと呼んでいます)が作業を円滑に行えるようサポートをすることが僕たちの仕事です。作業内容は主に内職ですね。部品を組み合わせたりとか。
井上 : 商品にバーコードを貼ったり、袋詰めしたりね。僕は、それに加えて、出来た物を依頼した会社に納品しに運ぶ仕事もしています。
■働く中で大変なことは?
井上 : 社員さんたちの気持ちを感じ取ったり、寄りそうことがなかなか難しいですね。
大場 : 体に障がいのある方、精神的な障がいをもった方、知的な障がいをもった方など、その人その人に合った接し方を考えることが難しいです。自分に引き出しが少ないので、伝えたいことが伝えられないことも多い。そこは大変ですし、これからもっと勉強していきたいなと思っています。
井上 : シーズン終わってすぐの10月半ばからアルバイトを始め、少しずつ慣れてきました。
■働く中で嬉しかったことや、やりがいを感じることは?
大場 : 僕が伝えたい事を分かってくれた時は嬉しく感じますね。
作業について分からないことを質問されて「こうした方がいいと思いますよ」って伝えたときに、それを理解して作業してくれたときは、簡単なことかもしれないけれど、すごく嬉しかったです。
井上 : そうだね。あとは、その日のうちに終わらせないといけない作業が、時間内に終わるか終わらないか・・・ってギリギリなときに、みんなで頑張って終わったとき。
大場 : あ~、あるある!
井上 : 社員さんも僕たちもチームというか、みんなで一緒にやっている感じ。それは野球と一緒ですね。今は(社員さんたちを)引っ張る立場。野球面でも、チームを引っ張る存在になれればいいんじゃないかな。
大場 : そうだね。僕は、働く中で、「今この人はどういうことを考えているんだろう」「僕に何を伝えたいんだろう」ということを今までよりも深く考えるようになりました。相手を理解しようとする姿勢や意図を汲み取る力は、チームに戻ったときにも役立っていくと思います。
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